お通じがないときは、おなかが張って苦しく、時に下腹部が痛むという人は、ねじれ腸かもしれません。外食が多く、お肉やお菓子が好き、食べるときと食べないときの差が激しいという人は、ねじれている可能性が高いです。加えて、ガスがたまりやすく、オナラも臭いことがあります。もともと、日本人が腸が欧米人と比べて長いため、ねじれやすく、腸がねじれていれば便が出にくいのは当然のことです。ねじれ腸の場合、不規則かつ、脂質や糖質の多い食生活を送っていると、悪玉菌が増大して、ねじれた部分に腐敗した便やガスがたまってしまいます。そのため、発酵食品や食物繊維を積極的にとり、腸内環境の悪化を防ぐことが大切です。ただし、根菜やイモ類、豆類など消化がしにくい不溶性食物繊維をねじれ腸の人がたくさんとると、さらに便を硬くしてしまうことがあります。果物やキノコ、海藻などの水溶性食物繊維を多く摂取するよう心がけることが重要です。また、年齢や体調、環境により、腸の様子は変化していくので、それに合わせて対処していくことが大事になります。